上手くなるための習い方

音楽大学では、専攻の指導者は生徒1人に対し1人です。同時に複数の先生に師事しないのは、複数の指導者の話を同時に聞いて理解する事は不可能だからです。

とても熱心で前向きなのに伸び悩んでいる人に限って、色々な先生の話を聞き、たくさんの情報を集めようとします。

[複数の指導者に師事する=色々な意見を聞き、技術向上のための材料を幅広く得ることができる]と考え、これがいい方法だと思いがちですが、残念ながらこの考え方は間違っています。

セカンドオピニオンは必要かもしれませんが、複数の医師に診察してもらい違う診断結果で処方された薬を自分で判断して飲むのは危険です。

複数の専門家以外に、アマチュアの先輩や”お友達”の意見まで取り入れてしまうアマチュア大学生が大勢います。楽器の演奏に限っては、危険どころかタブーです。

アマチュアの方には、一定期間でもいいので是非、1人の先生を信じて取り組んで欲しいと思います。経験上、例外なく成功すると断言できます。