久しぶりのグループレッスンを無事に開催することができました。
前半はSTAMP教則本に沿って、発音、ハイトーン、ロートーン、スラーなど基礎技術を確認していきました。
広くて響きの良い部屋でしたが、ホールより狭い空間です。この部屋いっぱいに響く音を出せなければ物足りない金管になってしまいます。物足りない金管にならないよう、私は常にホールを意識できるようにレッスンしています。広い会場で吹く感覚を磨くためには実際に広い部屋でトレーニングした方がわかりやすいので、今回はいい環境だったと思います。
ホールで吹く時には、楽譜に書いてある音や強弱などが客席まで届くように吹かなければいけません。音程や細かいニュアンスばかりにこだわって練習しても、お客さんに伝わらなければ全く意味がありません。
吹き続けても疲れない吹き方をすれば、必ず客席に届きます。皆さんが疲れない吹き方をした時、側で聞いていてすぐにわかります。他の人の音を聞いてわかった人も居たと思います。”ちまちま”吹いていてはいけません。本当にいい音で吹けば自然に音程も良くなってきます。今回のレッスンを通して、各自確認できたのではないでしょうか。
後半はシベリウス2番を題材にレッスンしました。
前半の基礎練習でストレスのない吹き方になったので、音程の正確性や音色の変化を求めたり音色を合わせることができました。4楽章最後の和音は本当に素晴らしい響きでした。
次回のグループレッスンは2月7日14時からを予定しています。イベントの制限など行政指導などあった場合は延期になります。
小林正樹