“Blasmusik”研究会主催、2019年度第一回グループレッスンは、22名が参加し盛況のうちに終了しました。
今回初めて、私のメソッドに沿って理論の解説をしながらレッスンしました。金管技術の基礎となる「ハイトーンとロートーンの仕組み」から始め「次の音に変える方法」「発音の理論」「フォルテで吹く時に考えるべきこと」と、順に駆け足でレッスンしました。最後にシンフォニーを演奏し「基礎理論の実践」で締めくくりました。
楽器が鳴るか鳴らないか、金管奏者にとって大きな問題です。しっかり音が出なければ聞こえませんが、急にフォルテを吹こうとしてもうまくいきません。バテたり、高い音が出なくなったり、音が外れたり、問題多発です。どうしたら安全でバテず、ハイトーンにも耐えられる”素晴らしいフォルテ”が出せるのか。正しい知識と研究が必要です。
しばらく楽器を手にしていなくても難なく吹ける事が、私の門下生の特徴です。これは当たり前になってきました。
勿論、女性の参加もいます。今回の参加者の中でトップクラスのフォルテを出したのは、久しぶりに楽器を吹いた女性でした。
これは金管の技術は力の強さと比例しないことを証明しています。
最後のシンフォニーはハイトーン、フォルテが求められる曲でした。皆、顔色つ変えずフォルテを鳴らし、そのサウンドは正に圧巻でした。
第2回グループレッスンは9月28日(土曜日)開催予定です。