慶応大学医学部管弦楽団の定期演奏会終了

医管金管セクション 本番直前の写真

慶応大学医学部管弦楽団の定期演奏会が終了しました。聴き終わって「感動した」と思える演奏でした。

聴衆を感動させるのはアマチュア大学生にとって難しいことです。「感動」を呼ぶために金管奏者にはどんな能力が必要なのか。アマチュア大学生オケと長年携わって、具体的に説明できるようになってきました。

大学オケの場合、優秀な奏者が全てのパートに入団し続けることは不可能です。しかし金管のセクションですから全てのパートが優秀でなければいけません。卒業まで4年、もしくは6年です。入学してから全員が短期間で劇的に上手くなる必要があります。金管に関して言えば、個人の実力をどう上げるかが演奏会成功のカギになります。

今回の医管の演奏会でドボルザーク7番の1stトランペットが活躍して金管全体は高評価でした。彼は大学からTpを始めてキャリア2年半です。あの音を聞いて誰がそれを想像できたでしょうか?彼だけでなく、医管金管セクションは数ヶ月前よりはるかに音が出るようになりました。合宿や個人での練習、レッスンなどでみなさん努力したと思います。

「力を使う吹き方」と「力を使わない吹き方」があります。「力を使わない吹き方」を覚えた人の音が聴衆にアピールできたのは間違いありません。