2021 第1回 グループレッスン終了

 

 

1回グループレッスン終了しました

グループレッスンは3時間のレッスンでした。前半はスタンプを吹き、後半はみんなでジョン・ウイリアムスの曲を吹きました。私は日頃からオクターブ以上の跳躍やハイトーン、フォルテ&ピアノの変化を教えています。その結果、筋力依存度が低くなっています。依存度が低ければ3時間吹き続けられることは想像できます。しかし実際に体験すると、それがどれだけスゴいことなのかわかったと思います。

音が短く切れない、ロングトーンと短い音が同じ音量で吹けない、脱力が足りない、など1人1人に違った問題点があります。グループレッスンに参加するとその自分の問題点が浮き彫りになり、課題を見つけやすくなります。

隣の人の方が自分より鳴っていた。後ろの人の方が音が切れていた。あの人は前回より良くなっている、と色々なことを感じたと思います。重要なのは、相手の短所を見つけ否定するのではなく、お互いの力を認め、進歩を称賛し、それをバネに自分を高めようとすることです。とてもいい雰囲気でそれを実現しているこの集まりは、素晴らしいと思います。

筋力バランスが良くなったレッスン後半では、多くのメンバーからダブルハイの音域がビシビシ聞こえてきていました。最近のレッスンで力を入れている「さらなる脱力」はHrを一変させました。この方法はトランペットやトロンボーンにも効果があり、ダブルの音域での音量変化が可能になってきています。今回トランペットの1人の生徒がこれを証明して見せてくれました。是非皆で習得しましょう!

今回の課題曲は「スターウォーズより、メインテーマとインペリアルマーチ」でした。主に、はっきりキレる音を吹くための技術をテーマにレッスンを進めました。何度も吹いているうちに冒頭の32分音符がキレてはっきり聞こえてきました。大人数で吹いている中で、どのように吹けば客席にはっきりキレた音が届くのかを体験をすることもグループレッスンの重要な役割の1つで、今回はその役目を果たせたと思います。

お互いに良い刺激をもたらす集まり、今後も定期的に開催していきます。

小林正樹